1)セキュリティレベルの設定
まずは、EXCELを立ち上げて、画面上部のメニューバーから、ツール→マクロ→セキュリティと辿り、セキュリティレベルを「低」にして下さい。「推奨しません」となっていますが、低にしないと、いちいち、マクロ実行時に確認メッセージが表示されます。それでもいいという方は、セキュリティレベルを中にして下さい。これは、ウィルスを仕込んだマクロがあり得るので、無防備に実行すると危険なので、その対策です。
2)VBAエディター画面
次に、ツール→マクロ→Visual Basic Editorとすると、VBAエディター画面に切り替わりますが、Alt+F11キーを押すと、EXCELシートとVBAエディター画面に、交互に切り替わります。
3)シートでのデータ入力
Alt+F11でシートに切り替えて、下図のように、データを入力して下さい。
4)マクロの作成(標準モジュールの挿入)
Alt+F11でVBAエディター画面に切り替えて、メニューバーから、挿入→標準モジュールとして下さい。標準モジュールというのは、どこからでも呼べる共通の場所と思えば良いです。
5)マクロの作成(プログラミング)
いよいよ、プログラミング開始です。標準モジュールに、下記ソースを入力して下さい。
尚、掲載しているソースは整形の為、空白は全て全角としています。
Option Explicit
Public Sub 計算()
Dim i As Integer, wJCL数合計 As Integer, wPGM数合計 As Integer
i = 1 'ループ(繰り返し)の開始
Do i = i + 1
'該当行の1列目が空白(空値)の場合
If Cells(i, 1) = "" Then
'ループを抜ける
Exit Do
End If
wJCL数合計 = wJCL数合計 + Cells(i, 2)
wPGM数合計 = wPGM数合計 + Cells(i, 3)
'ループの終了
Loop
'最終行+1行目の1列目に「合計」という文字をセット
Cells(i, 1) = "合計"
'最終行+1行目の2列目にJCL数合計をセット
Cells(i, 2) = wJCL数合計
'最終行+1行目の3列目にPGM数合計をセット
Cells(i, 3) = wPGM数合計
End Sub
Option Explicit:変数の宣言を強制するオプションで、これを指定しておかないと、変数の宣言をしなくても良くなりますが、意図しない不具合が発生する場合があるので、必ず、宣言しましょう!
If:IF文の事で、条件により処理を振り分けます。
Cells(i,1):現在のシートのi行目、1列目のセルの事です。
If Cells(i, 1) = "" Then:i行目、1列目のセルの値が何もない時という意味です。
Exit Do:Do ~ Loopを抜けます。Loop文の直後に、飛びます。
wJCL数合計 = wJCL数合計 + Cells(i, 2):wJCL数合計という変数に、i行目、2列目の内容を加算します。
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